非IT技術者でも、独立・自営を目指せる

非IT技術者にとって、独立・自営というのはぴんと来ないものかもしれません。

ちまたでは、エンジニア=ITエンジニア
フリーエンジニア=フリーITエンジニア

という感じで、独立・フリーといえば、IT系の技術者の話、と思われるようです。

実は、非ITの技術者でも、独立・自営を目指すことができます。
会社や大学、研究機関に勤める事だけが、道ではない、ということです。

それではなぜ、なじみがないのでしょうか。
それは、非ITというのは、「ものづくり」だから。

「ものづくり」には、研究開発から生産まで、機械設備、材料、倉庫、物流などさまざまな資源が必要です。
個人でやるのは簡単ではないということです。

ITの場合は、PCさえあれば、現地に行かずに対応することだってできます。
ITとはいえ、もちろんハードを扱ったり、大規模なシステムの導入であったりする場合には、多くの資源が必要です。
しかし、オンラインで、個人でできる業務も多くあります。
ウェブサイトの構築やデザイン、ウェブマーケティング支援などはその例です。

それでは、ものづくり型の非IT技術者にとっての、独立・自営とは何でしょうか。
それは、実はそんなに難しい話ではありません。
技術者が、日ごろどんな業務をしているか?
独立・自営についても、その業務の延長線にあるのです。

機械を整備するのが仕事なら、それを、数多くの企業に対してサービスとしてできます。

技術課題を解決するのが仕事なら、他の企業の課題解決の支援だってできます。

製品の品質をチェックする仕事なら、品質をチェックする方法を企業に教えることができます。
これらは、「技術コンサルティング」という仕事です。

コンサルタントというと、スーツを着て、難しそうなことを言っている人、というイメージもあるかもしれません。
しかし、技術者は、経験と知識と創意工夫で、物事の問題を解決したりよりよい結果を見出すことが仕事です。
これは、そのまま技術的なコンサルティングの仕事になりうるのです。

コンサルタント以外の仕事もあります。
例えば、技術者が仕事で使うツールを自ら考案し、改良して、とても使いやすい便利なツールができたとします。
これは、企業へ販売することができます。
もちろん、そのツールを使って課題解決をサポートすることもできます。
それ以外には、製品の開発に携わることもできます。

ものづくりの産業において、よほどの大企業でなければ、企画・研究から製造・販売・サポートまであらゆる工程に一括で対応できるわけではありません。
必ず、分業があります。
それを、サプライチェーンといいます。

それぞれの企業は、分業によるものづくりの一部を担っています。
その企業の思いは、分業における、自社と関わる取引先との関係をもっとよくしてよりよい製品の開発・販売をしたいということですが、分業の中で、取引先や顧客がどのような製品・サービスを求めているのか、どのようなものづくりの形がよいのか、ということについて分からないことが多くあります。

そこで、製品の開発をとりまとめるリーダーとして、さまざまな企業の間に入って製品開発やサービス開発、サプライチェーンの改善の提案を行います。
独立した技術者はこのような活動もできます。

非IT技術者が、独立・自営で活躍することはでるフィールドはあります。
とはいえ、どのようにしてそのフィールドに立てばいいのか、というのはあまり世の中で示されていません。
インターネットの情報は、多数派の声が大きいため、まだまだ知られていないすばらしいスタイルというものがあっても情報が一般化するのに時間がかかるようです。

今後、暮らしが変わり、働き方も変わるといわれています。
終身雇用、というのはさすがに終わったと、だれもが分かっています。
しかし、正規雇用も、変わろうとしています。
副業はダメ、という暗黙のルールが、なくなろうとしています。
そして、特定の企業や組織に自分の将来を託すのは、今後リスクが増えてきます。

その中で、独立・自営という選択肢にアンテナを張っておくことは非IT技術者にこそ、必要な事だと思います。

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Posted by KEN.